北外輪山で一斉野焼き

令和4年3月6日、阿蘇北外輪山一帯で春の訪れを告げる野焼きが行われました。

この日は北外輪山で牧野を管理する38団体が野焼きを行い、大観峰などの人気エリアには観光客も多く訪れるなか、あちこちで一斉に煙が上がりました。

野焼きは病原虫の防除や家畜の飼料となる新鮮な草原を維持するために行われるほか、土壌に炭素を蓄積することや、草原が地下水の浸透を促すことから、環境保全の観点からも注目されています。

近年は高齢化や後継者不足などにより野焼きの従事者は減少していますが、全国から数多くの野焼き支援ボランティアが参加し、地元の牧野組合員らとともに延焼防止活動などを行っています。