令和2年7月21日、復旧工事が進んでいる阿蘇市一の宮町の阿蘇神社で、楼門の工事を進めるための足場となる素屋根が完成し、報道陣にお披露目されました。
熊本地震で全壊した阿蘇神社の楼門は、現在、雨風をしのぎ天候に関係なく作業が進められる鉄骨造りの素屋根が完成し、中では基礎部分の工事が進んでいます。また再建される楼門には耐震補強が施され、熊本地震と同じ規模の揺れにも耐える構造となっています。
素屋根の参道側の壁には、ほぼ実寸大の楼門の姿が映し出されています。これは再建工事を担当する建設会社の厚意によるもので、今後およそ3年に及ぶ工事の間、楼門の完成を楽しみにしてほしいという想いから実現しました。写真を基に作られたフィルムが貼られていて、まるで楼門が完成したかのような仕上がりで、楼門完成への期待が膨らみます。