令和4年4月23日、立ち入り規制が続く阿蘇中岳第一火口周辺の現状が報道陣に公開されました。
中岳第一火口の周辺では、昨年10月20日に発生した中規模噴火の際に火山ガス検知器などが損傷し、その影響で噴火警戒レベルが1に引き下げられた現在でも、火口の周囲約1キロの立ち入りが規制されています。
阿蘇火山防災協議会はこの日、火口周辺の現状を報道陣に公開し、火山灰の体積状況や安全施設等の損傷個所について説明しました。
一帯を覆う火山灰は深いところで20センチ以上体積、あたりに飛散した大小の噴石は大きいもので70センチを超えるものもありました。
今後はこれらの除去に加えて、損傷した計器類や転落防止柵などの修繕を、火山ガス対策を十分にした上で進めていく必要があり、市は近く関係機関を集めて火口見学再開に向けた手順を話し合う予定です。