令和4年6月2日、阿蘇市内の各所で特定外来種「オオキンケイギク」の駆除活動が行われました。
これは環境省九州地方環境事務所が、オオキンケイギクの開花時期に合わせて平成21年から毎年行っているもので、当初は50か以上あった生育箇所も今では10か所ほどに減少しています。 この日の午前中は阿蘇市職員と自然公園財団阿蘇支部の協力で、阿蘇市内のオオキンケイギク生育箇所を回り、およそ50kgのオオキンケイギクを回収しました。
また午後からは、JR九州と共同で阿蘇駅周辺のオオキンケイギクの駆除作業を実施。JR九州職員による安全管理のもと、線路わきに咲いたオオキンケイギク250kgが回収されました。
オオキンケイギクは北米原産のキク科の多年草で繁殖力が非常に強く、在来の野草や農作物に影響を与えることから、2006年に特定外来種に指定されており、駆除の際には必ず根から抜き取る必要があります。環境省は今後も各自治体や地域住民と協力して繁殖を防ぐための呼びかけを行っていくとのことです。