令和5年2月3日節分、阿蘇市一の宮町の阿蘇神社で、豆のかわりに護摩木をまくという全国的にも珍しい節分祭が行われました。
阿蘇神社の節分祭は、鬼を追い払うのではなく、カヤを円錐形にした高さおよそ3メートルの葦塚に悪しき神を招き降ろし鎮め、再び天へかえすことで知られています。
神事では、葦塚を囲んだ4人の神職が山の幸・海の幸などのお供えとともに祝詞をあげ、参拝客や氏子たちの「無病息災」と「家内安全」を祈願しました。
神事が終わると、かがり火で清めた約1,200本の護摩木が撒かれ、参拝客や氏子らはこぞって護摩木を拾っていました。
豆ではなく護摩木がまかれ、それを焚いた火にあたって無病息災を祈るこの節分祭は、全国的にも非常に珍しいとのことで、多くの参拝客らが拾いあつめた護摩木を焚いて体を温めていました。