神さまが稲の育ちをご覧になる阿蘇神社の「御田植神幸式」。
一般に御田祭(おんだまつり)と呼ばれ、阿蘇神社例大祭の中でも最大の祭りとして位置付けられています。
毎年7月28日開催(※2020年は中止となりました。) 阿蘇神社の御田祭とは
阿蘇神社の御田祭は、毎年7月28日に行われ(※2020年は中止となりました。)、4つの輿に阿蘇神社の12の神さまがのられ、稲の育ち具合をみてまわる神事です。
神幸行列は、道案内の神様「猿田彦命」を先頭に、神様の食事(神饌)を運ぶ白装束の「宇奈利(うなり)」、「早乙女」、「田楽(小太鼓・白拍子)」、「牛頭・田男・田女」、その後に4基の神輿などが続き約200人の行列が青田の中をゆっくりゆっくり進みます。
阿蘇の風物詩として日本中からカメラマンが集まり、またこの御田祭は「阿蘇の農耕祭事」のひとつとして国の重要無形民俗文化財に指定されています。
※写真は2016年の熊本地震前に撮影したものです
赤い天狗のような顔の「猿田彦命」。
宇奈利は14人。14の神様の食事を運ぶ役目で、白衣を着て白の頭巾をかぶり白足袋、頭の上にお櫃をのせます。
このお膳は行きは空、仮屋での供物を入れて帰ります。
阿蘇神社の御田祭には2人の早乙女が馬に乗って加わります。
農耕作業を表す、牛頭・田男・田女。地元の小学生がかかげて歩きます。
神様をのせた4基の神輿。無病息災を願って、神輿に手をあわせぐぐる人々。
神事
10:00 | 例祭 献幣式 |
11:30 | 神幸式 御発輿(行列が阿蘇神社を出発) |
12:30 | 一の御仮屋 御田植式(時計回りにまわる神輿に稲の苗を投げ上げる) |
15:00 | 二の御仮屋 御田植式(時計回りにまわる神輿に稲の苗を投げ上げる) |
17:00 | 還御 御宮巡り 御田植式 |
※当日の状況により時間は前後します。
御仮屋で行われる「御田植式」。太鼓を中心にして宇奈利、獅子頭、早乙女たちが集まり、その周りを神輿が時計まわりにまわります。 神職や参加者がまわっている神輿の屋根に稲の苗を投げ揚げ、沢山乗ればその年は豊作だと言われています。
2018年の御田祭は7月28日土曜日開催!
昨年の阿蘇神社御田祭の様子
毎年7月28日(※2020年は中止)に行われる阿蘇神社の御田祭。2018年の今年はなんと土曜日開催!。行ってみたかったけど仕事で・・・という方も今年は是非阿蘇神社の御田祭を見に来られてくださいね!
また、阿蘇神社から北へ車で10分ほど行ったところにある、「国造神社」でも毎年7月26日(※2020年は中止)に御田祭が行われます。
昨年の国造神社御田祭の様子
アクセス
阿蘇神社
〒869-2612 熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1
電話 0967-22-0064
御札所 9:00-17:00
JR豊肥本線 宮地駅から徒歩15分 / 九州産交バス 阿蘇駅前下車 / 熊本インターから車で1時間半
※平成30年7月現在、熊本地震の影響で国道57号などが通行止めとなっています。
阿蘇地域への通行可能なアクセスルートは↓「阿蘇地域アクセスルートマップ」をご確認ください。
「阿蘇地域アクセスルートマップ」
http://www.qsr.mlit.go.jp/bousai_joho/tecforce/pdf/asoaccess
公共交通機関ご利用の場合は↓「公共機関マップ」をご参考ください。
公共交通機関マップ
http://www.city.aso.kumamoto.jp/tourism/event_tourist/public_transportation_map/